いくたのねごと

ぬくぬくとしたところからお届けするブログ

アンパンチは罠

話題になっている「アンパンチ論争」についてゆるーくエントリーします。
この話は令和元年8月25日に書いてます。

 

1.「アンパンチ論争」とは


オトナンサーさんの記事が発端となって話題になった議論です。
大人気アニメの「アンパンマン」は最後にアンパンマンバイキンマンをアンパンチで遠くまで飛ばすのがお約束ですよね!!バイキンマンの「バイバイキーン」が印象的なシーンでもあります。

そんなシーンによって子供が暴力的になるのではないか?というのが今回話題になっている部分だと思います。有名人の方々もこの話題について発言しているので、紹介しつつ考えていきます。


【参照記事】
「アンパンチ」で暴力的に? 心配する親も…メディアの暴力シーンは乳幼児にどう影響? | オトナンサー

otonanswer.jp

 

2.子供に圧倒的な人気を持つアンパンマン


アンパンマンの子供への人気は圧倒的です。

おもちゃ売り場に行くとその人気が目に見えます。
他のキャラクターに比べてアンパンマングッズは断トツで一番多いんです。その姿はまさにおもちゃ売り場の支配者!!微笑んだ顔に勝者の余裕が浮かんでいます。

なぜ子供はこんなにアンパンマンが好きなのでしょうか?
丸い顔?分かりやすいストーリー?たぶん色んな要素はあるんでしょうけど、
おもちゃからアンパンマンが好きになるルートはあると思うんです。

①おもちゃを買ったらアンパンマンが描いてあった。

アンパンマンが好きなる。アンパンマンが好きなったら、次はアンパンマンが描いてあるおもちゃを選ぶようになる。

アンパンマンが描いてあるおもちゃが売れるようになる。

おもちゃ屋にアンパングッツが増える、そして①に戻る

これがアンパンマンの支配的な構造なんです。どうやっても子どもたちはアンパンマンに影響されてしまう。逃げる術はないのかー。
と陰謀風に書いてみましたが、全然悪いことじゃないですね。

言いたいことは子供にアンパンマンは人気ってことです。

 

3.お笑いタレントの土田晃之さんの発言「僕らの世代なんて、ご飯の時間に北斗の拳


北斗の拳といえば、アタタタと敵を殴って倒すアニメですよね。アンパンマンよりリアルな描写です。つまりアンパンマンごときで文句をいう必要はないということです。確かにアンパンマンよりはるかに過激なことをテレビでは放送してます。そこに理解はできるんですが、「でも暴力には違いないよね?」と言われたらむむむと考え込んでしまいます。
【参照記事】
土田晃之 アンパンチ論争に「僕らの世代なんて、ご飯の時間に北斗の拳」― スポニチ Sponichi Annex 芸能

www.sponichi.co.jp


4.お笑いタレントの土田さんは「3.」の発言前に確信をついている


上田さんは「3.」の発言前にこのような発言をしています。
「1番はそういうことがあったときに、親がどう教育をするかが大事」
タレントのヒロミさんや落語家の志らくさんも同じような趣旨の発言をしてます。

特に志らくさんの「そこでバーンってやったらダメだよって教えるのが教育なのに、子どもを無菌状態にしてろくな子どもにならないですよ。バイキンマンみたいに悪い事をすると、ひどい目にあうんだよって教えればいいだけのこと」
という発言が自分としては一番しっくりのする答えでした。

よく子育ての記事を見ていると「子供の失敗する権利を奪わないことが大切」だと書いてありますし、全くそのとおりだと思います。


5.結論『アンパンチは罠』


アンパンマンのアンパンチを真似することは、子供にとって失敗です。それは当然人を叩いては行けないという極まっとうな理由があるからです。
でも子供に大人気のアンパンマンがやっていることを真似したい子供の気持ちもわかります。
真似をした子供が怒られることによって、人を叩いてはいけないのだと学んでいくための教材としてアンパンチは必要なのです。

つまり今回の結論!!アンパンチは子どもたちにとっては罠!
全国の子供達よ気をつけるのだ!!パパママはいつでも怒るチャンスを狙ってるんだぜ。ただ悪い人ならパンチしてもいいの?とかは聞いてくれるなよ!!それはそれで難しい問題なんだよな……